カホンって何?? |
カホンはスペイン語で「箱」とか「巣箱」「引き出し」という意味で、発祥はペルーでラテンアメリカ育ちの打楽器(体鳴楽器)の一種。
19世紀の奴隷売買が行われていた悲しい時代に、全ての楽器を取り上げられた黒人奴隷達が、貨物コンテナや引き出しの底を 叩いて楽しんでいたのが始まりとされています。
今では様々な改良が施され、打面の裏にギターの弦が張ってあるものや、竹ひごが付いているもの。鈴が取り付けられていたりと、他の打楽器と違い木製の箱ということ以外にコレといった定義は無いのも特徴の一つ。
だから、木製の箱で叩いて音が出るもので「コレはカホンです。」って名乗ってしまえばそれだけでOK。
しかし、シンプルな構造が故に「音」を追求するのにはどのビルダーさんも苦労されているようです。
種類は直方体の箱の形をした「ペルー式カホン」と、円錐や多角錐の「キューバ式カホンがあります。」
奏法 |
一般的には、箱の上に座り、前かがみになって叩きます。
しかし、これも定義なるものが存在せず 教則DVDや実際に叩いているアーティストを参考に、自分なりの叩き方でOKです。
とっても自由な楽器なんですヨ。
打面の上の方を叩けばパンっと高音、真中を叩けばボンっと低音が出ます。
HM CAJONは、上部両サイドに隙間が出来るように製作してありますのでそこを叩けばパチンと気持ちの良いアタック音も楽しめます。
叩く場所や強弱によって様々な表現が可能で、打面(叩く面)が前を向いているので、観客にもそのパフォーマンスを十分に見せ付ける事ができるのも特徴。
カホンの演奏は耳でも目でも楽しむことができますネ。
パーカッションとしてはもちろん、ドラムセットの代用品として用いられることも多い楽器です。